夏だ!花火だ!・・・なぜ中止が続出?警備員確保困難などの理由

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夏の楽しみといえば、夜空に大きく花開く日本の夏の象徴花火大会ですね。

川崎市でも多摩川花火大会など楽しみな花火大会が目白押し・・・のはず。

2019年夏、そんな花火大会の中止が続出しているとのうわさを聞いて調べてみたところ、

①資金集めが困難
②警備員確保が困難

などの理由が判明しました。

花火大会中止の理由①

川崎市で毎年恒例の多摩川花火大会。

例年8月に行われていた大会は昨年より開催を10月に行うことが決定しました。

花火は夏のイメージが強いものですが、このさい秋でも花火を見られるのならそれはそれで、と納得したものです。

ところが、今、各地で毎年恒例の花火大会が中止の危機にさらされているというのです。

理由の一番大きなものとして、資金集めが困難であるとの事情があります。

全国各地で中止に追い込まれる大会は後を絶ちません。

なぜそこまで資金集めが困難を極めるのかについて、以下の理由が挙げられます。

事例1:

北九州市・山口県下関市で花火見物を行うことができる「関門海峡花火大会」について、1988年から開催されている人気の花火大会です。

例年8月13日開催のこの花火大会は、北九州市側だけで約50万人もの観客が訪れる大規模な花火大会です。

北九州市の実行員会によると、警備員の数の増量が資金難に拍車をかけているといいます。

記録に残っておる2005年については、警備員の数が140人、警備費として421万円を計上しています。

これが、昨年はなんと250人、経費として1,713万円にも上る金額を計上しました。

今年の開催ではさらに警備員を増加(10名程を予定)するため、2005年に比べると費用は約4.5倍も増加し1,900万円を超えるという見通しとなっています。

事例2:

毎年10万人が訪れるという神奈川県逗子市で行われる逗子海岸花火大会ですが、こちらも開催が危ぶまれているといいます。

逗子市の環境協会によれば、何より問題なのが資金の調達の部分だということなのです。

観光産業としても大きな役割を果たす花火大会ですが、その開催自体大きな経費が掛かることからその捻出に頭を抱えているという状況です。

例年5月末から6月頭には行われていた花火大会ですが、今年は資金難から9月27日(金)開催とし、それまでに1,000万円以上の資金を集める必要があるというのです。

協賛会社の特別協賛を得たうえでさらに不足している資金を調達しなければ、開催自体が危うい状況だというのです。

花火大会で何が問題かといえば、その人出の多さですね。

規模が大きくなればなるほど楽しみにしている人々は増えるわけで、それに伴う見物客の増加はイベントとしてみれば大成功に見えるのですが実はその反面経費も多くかかるのです。

観覧客の転倒事故・花火を見ようとするために起こってしまった交通事故などを防止するためには、どうやっても警備員の数を増やすしかありません。

数を増やすということは人件費も跳ね上がるということで、当然その経費は花火大会の主催者側が支払うこととなるのです。

その支払額が花火大会での収益を上回るのであれば問題はまた別のこととなりますが、何より観覧客の安全確保を優先した場合、どうしても警備に割く費用は上がっていってしまうのです。

2001年の兵庫県明石市で起こってしまった花火の観覧客が歩道橋で将棋倒しになり11人が死亡した事故。

その轍を踏まぬよう安全にはより一層の力を入れてきた結果が経費の高騰というわけです。

花火大会中止の理由②

中止の理由①の資金繰りが大きくかかわるのがこの中止の理由②です。

安全性を確保するために大切な警備員ですが、逗子市の場合もう一つ問題がありました。

警備員の数の確保です。

秋に行われるラグビーワールドカップ・夏の世界会議などさまざまな大規模のイベントのため、警備員自体の数が足りないというのです。

大きなイベントが重なる今年、逗子市では通常依頼していた警備会社だけでは人数の確保ができず、違う警備会社に依頼するような事態となっています。

こうした理由から警備員の確保が困難となり開催が危ぶまれているという現状なのです。

今年の花火大会はどうなる?

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こうした資金不足ゆえの開催延期や開催中止といったことがなぜ起こるのか。

観覧マナーの悪さによる事故なども影響しています。

暑い夏の盛りに浴衣にうちわ片手で見上げる夜空に花開く大輪の花火。昔ながらの観覧風景はやっぱり暑い。気持ちはわかります。

けれど、違法駐車の車の中から花火をみたり、渋滞のためゆっくり走っているからいいだろうと携帯で花火をとったり。そうしたことから起こる事故も多発しています。

これらを警備し、安全に楽しめるように配慮するためにはどうしても経費がかさんでしまうのです。

今年は消費税も上がるため、来年はさらに経費はアップしていきます。

これから先、同様に中止に追い込まれる花火大会も増えていくでしょう。

どうすれば花火大会を開催することができるのでしょうか。

佐世保市の「佐世保シーサイドフェスティバル実行委員会」ではクラウドファンディングを採用しました。

目標額300万円で、今後も持続可能な大会にしたいと呼びかけを行っています。

「関門海峡花火大会」では、大会当日に設置されていた募金箱をJR門司港駅前などに設置し「財源確保・人員不足」をアピールしています。

「逗子観光協会」では募金箱の設置に加え、リストバンドの販売などを行っています。

・資金の確保

・継続できる募金活動

・観覧側のマナーの遵守

こうしたことの足並みがそろうことが花火大会存続の条件となってくるでしょう。

夏の夜を彩る大輪の花をこれからも見続けるために私たちにできることをしていきましょう。

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