JR南武線沿いの大きな工場群の傍には沢山の住宅街があります。
住宅街の中を通る江川せせらぎ遊歩道には、見事なアジサイが咲くのをご存知でしょうか。
武蔵小杉周辺江川せせらぎ遊歩道についての情報です。
せせらぎ遊歩道
江川せせらぎ遊歩道の北端はJR南武線武蔵新城駅より徒歩10分、南端は元住吉駅より徒歩3分のところまでとなっています。
住所:中原区新城4丁目5番地先から井田1丁目35番地先(延長2.4キロメートル)。
下水道路整備により、河川としての役割を終えた江川の跡地を利用して、新しい都市空間の創造を目指して作られたものです。
計画段階より市民の意見を取り入れるなど、パートナーシップ型の事業として進められ、平成15年に完成しました。
遊歩道は
「湧水の小径」
「桜のプロムナード」
「散策の道」
「ふれあい広場」
「せせらぎ広場」
「清流の道」
「あぜの道」
「河原の道」
の8ゾーンに分かれておりテーマごとに植物や自然石の配置が異なります。
遊歩道のわきを流れるせせらぎには、等々力水処理センターで下水を高度処理した水を有効利用しているので、子供たちの遊び場としても活用されています。
水深も浅く、天気の良い日など子供たちの歓声であふれる地域の人たちに愛される遊歩道となっています。
宅街の中にあるこのせせらぎ遊歩道は、その南端が元住吉の近くまで伸びており、武蔵小杉周辺の方々のお散歩道として親しまれている遊歩道でもあります。
せせらぎ遊歩道には各所に様々な種類のアジサイが植えられており、それぞれとりどりの花を咲かせています。
6月中旬から7月上旬が例年の見ごろとなっていますが、早いときは6月初旬よりアジサイの花を楽しむことができます。
住宅地の壁を覆うように盛り上がった葉の上に沢山のアジサイの花が咲きそろい、江川のせせらぎがその姿を水面に移しているさまは、見る人たちの心をずいぶんと和ませてくれていると思います。
天気の良い日の穏やかな水面に映るアジサイの花、雨に打たれてなお色鮮やかなアジサイの花、色々なアジサイの顔をゆっくりと散歩しながら眺めてみるのもいいものですね。
トピック:
日本には四季があります。
春は桜に始まり、5月は藤や菖蒲、6月はアジサイといった具合に年間を通して様々な花を楽しむ風習がありました。
花見という日本ならではの文化は、四季のある国だからこそのものかもしれません。
花より団子の宴会が多い桜の季節の花見ですが、梅雨時期の花見はお天気の都合もありなかなかピクニックにはなり辛いところがありますね。
でも、近場のお散歩としてなら十分にきれいなアジサイの花見を堪能できるのではないでしょうか。
遠出するお出かけとは違うご近所散歩をのんびりとご家族で楽しんでみるのにうってつけの場所が江川せせらぎ遊歩道です。
中原区武蔵小杉:
川崎市の中央部に位置する中原区。
武蔵小杉は近年再開発工事が行われ巨大なマンション群が立ち並ぶ近代的な大きな町に生まれ変わりました。
タワーマンションへの入居者が中原区の人口を大きく増やしています。
中原街道の小杉宿が置かれていたこの町は、今ではJR南武線・JR横須賀線・東急東横線(東京メトロ副都心線・西武池袋線・東武東上線乗り入れ)など複数の路線が乗り入れるターミナル駅であり、大型商業施設グランツリー武蔵小杉が開業するなど急速に発展しています。
そうした都市のイメージとは裏腹に、多摩川河川敷、等々力緑地、二ヶ領用水、中原平和公園、中原平和館など緑を多く残した緑地公園なども多く、近代的な街の自然を感じることのできる街となのです。