川崎市でアジサイの美しい寺社や地域を探してみました。
うっとおしいばかりではない梅雨の季節を楽しむにはもってこいのアジサイ巡りにお出かけしてみませんか。
川崎市麻生区にある浄慶寺をご紹介します。
川崎市アジサイ寺浄慶寺について
小田急線柿生駅から徒歩で12分程度のところにある浄慶寺。
元和元年1615年に改ざんされた浄土宗の寺です。
御本尊は阿弥陀如来。
緑の美しい丘に囲まれた静かで趣のあるお寺です。
浄慶寺の特色は何といっても100本を超えるといわれるアジサイです。
昭和42年ころより植栽されてきた沢山のアジサイが梅雨時には一斉に花開き、山寺を彩ります。
一面のアジサイは訪れた人々の心をその美しさで癒してくれます。
様々な種類のアジサイが例年6月中旬には咲き始め、7月初めころまでが見ごろとなっています。
淨慶寺のアジサイは、昭和42年ころより参拝者への楽しみの一つとして植えられることになったといわれています。
確かに沢山のアジサイに彩られた参道は、訪れた人々の目も心も楽しませてくれるものですね。
アジサイ寺:
一般に紫陽花寺と呼ばれるお寺は各地にありますが、それがお寺の名称ではないことはわかります。
日本各地に点在する、境内にアジサイの花を多く植えている寺院の名称として一般に知られています。
そして、過去にはやり病などがあった地区の寺に多く植えられていたようです。
なぜアジサイなのか。
アジサイの咲く梅雨の時期は気温の変化も激しく昔から体調不良を引き起こしやすいとされてきました。
そして、当然の事ですが医療の未発達な時代には多くの人が病に侵され、最悪病死といった悲しい事実も多くありました。
こうしたことから、寺によっては死者への手向けとしてアジサイを植えたとも考えられています。
美しく清廉なアジサイの姿は、死者への鎮魂の意味を考えると悲しくも美しい葬送の弔い花として今でも多くの人の心を鎮める役割を持っているとも言えますね。
また、アジサイの季節はハナショウブの開花時期ともかぶります。
アジサイと菖蒲、双方ともに青を基調としたいかにも和風の佇まいを感じさせる日本の花として寺社を彩る観光の目玉となっています。
アジサイ寺淨慶寺のみどころ:
淨慶寺にはアジサイの他にも見どころがあります。
何ともユニークな羅漢像はこの寺の外せない見どころですね。
腕相撲をしていたり、お団子をほお張ったりしている羅漢像とアジサイのコラボレーションは、インスタ映えも期待できるかもしれません。
中でもパソコンとにらめっこしている羅漢像の難しい顔は見ものです。
将棋を指す二人をのんびりとごろ寝しながらにこやかに眺める羅漢様もなんともほほえましい気分にさせてくれます。
もう一つの見どころ秋葉神社:
浄慶寺には寺の境内奥に秋葉神社があります。
秋葉神社という名称の神社は日本全国に400以上あります。
川崎の秋葉神社の御祭神は三尺坊秋葉大権現。
本堂の右手から裏山に上がる道が散策路となっていてその道すがらアジサイを楽しむことができるようになっています。
たどり着いた先には秋葉神社があり、こちらも様々な種類のアジサイに囲まれた美しい風情ある景観を保っています。
浄慶寺へのアクセス:
住所:所在地: 〒215-0021 神奈川県川崎市麻生区上麻生6丁目34−1
電話: 044-988-1223
電車:
小田急線「柿生駅」下車→徒歩約9分
東急田園都市線「たまプラーザ駅」下車→東急バス柿生駅前行き「柿生中学校」下車徒歩約9分
車:
駐車場有 無料