春夏秋冬季節を感じながら楽しく遊べる公園が身近にあるのをご存知ですか?
小川の流れる公園の敷地内では、春は桜、夏は水遊びにプール、秋はドングリに落ち葉拾い、冬は少し寒いけれど霜柱の立つ土を踏みしめて様々に遊ぶこどもたちの姿が見られます。
小さな子供のいるママも、少し大きめの子供のママも、一人で遊びに来る子供たちもみんなが仲良く楽しめる場所が稲田公園です。
川崎市稲田公園
多摩川河川敷に面している多摩沿線道路沿い、JR南武線の稲田堤駅から多摩川方面に向かい、多摩沿線道路に上る手前の右手にある大きめの公園が稲田公園です。
昨今ではボール遊びのできる公園も少なくなってしまい、遊ぶ場所に困るこどもたちも多い中、この公園には少年野球場としても使える広場が確保されています。
サッカーやドッジボールなども自由に遊ぶことができ、小さな子供向け遊具のあるスペースとはフェンスで仕切られています。
早朝よりゲートボールに興じるお年寄りも見られるなど地域の人々でにぎわうこの公園には、ちょっと珍しいオブジェがあります。
子供たちは稲田公園の事をクジラ公園と呼び、放課後や土日などをお友達と一緒に過ごす場所として利用しています。
どちらかといえば昔風。昭和の名残を感じさせる公園で、目新しい遊具はあまりありませんが、自由に遊べる場所として近隣の子供たちに人気のある公園ですね。
春にはピンク色で彩られる公園内でバーベキューなどを楽しむ家族連れの姿も見られます。
駐車場も完備されており、(タイムズパークとなっています)車でのお出かけも可能ですので、小さな子供を連れてのお出かけにもとても便利ですね。
春の楽しみ方:
春といえば桜ですね。
稲田公園は桜の木がたくさんある公園です。
お花見をしに来る地元のかたもたくさんいますが、駐車場もあるので結構遠距離からも見えているようです。
桜の花の下で敷物を広げてゆったりとお弁当を食べることのできる近場の公園としてはなかなか良い場所だと思います。
クジラのそばにも、水路のある緑地側にも桜がたくさんあり、満開の桜の下でお花見を楽しむことができますよ。
夏の楽しみ方:
夏は水遊び!と考えてはみたものの、小さな子供を抱えたお母さんたちにとっては自分も水に入らなければならない場所でおむつの外れていない子供を遊ばせるのはちょっと大変ですよね。
この公園には、水遊びのできるせせらぎがあり幼稚園くらいの子供でも楽しく遊べる水場がそこここにあります。
水深も浅く、よちよち歩きの子供でも水に足を付けてスコップやミニバケツで水遊びを楽しむことができますよ。
お母さんたちはその様子を近くで一緒にみることができますから安心ですね。
何より、炎天下で水遊びする危険性を考えるとここの木々が作ってくれる日陰は貴重です。
遊んでいる子供たちも、見ていなければならない大人たちも、太陽の光をさえぎってくれる豊かな緑の恩恵を受けることができるのです。
また、もう少し大きなお子さんであれば、公園内のプールに行くのも楽しみ方の一つです。
お友達を誘っていくも良し、家族で楽しむもよし。さほど広さはないプールですが、暑い夏の楽しみの一つですね。
水遊びに限らず、網をもってセミを取ったりと夏ならではの遊びができるでしょう。
秋の楽しみ方:
園内にはドングリのなる木がたくさんあります。
緑地には沢山の近隣の園児たちがドングリを拾いに訪れます。松ぼっくりやそのた木の実などもあるので、子供たちには宝の山ですね。
気持ちの良い秋の風を楽しみながら、紅葉も味わうことができますよ。
また、フリーマーケットなども行われていますので日程を確認していってみるのも楽しいでしょう。
冬の楽しみ方:
冬はともかく寒いので、公園なんてとんでもないと思う方もいるでしょう。
でもでも、公園は子供にとってはやはり春夏秋冬楽し居場所なんです。
寒い朝は霜柱のたった土を踏んでみたり、水たまりに張った氷を触ってびっくりしたり。
コンクリートの地面では感じることのできない自然をしっかりと味わってみてはいかがでしょうか。
川崎市稲田公園の施設情報
公園は、大きく分けて5つの区域に分かれます。
クジラ公園:
駐車場入り口から右手にあるのが、クジラのいる公園です。
昔懐かしいコンクリート製の滑り台にもなる小山には「うんてい」が連結していて、上部を渡って歩くこともできるようになっています。
囲いはありますがあまり小さな子供には難しいかもしれません。
小山は滑り台の部分と、でこぼこした石をつかんだり足をかけて上ることのできる部分があり、登り側には太いチェーンが下がっていて掴んで上がることができるようになっています。
うんていの並びには鉄棒やブランコがあり、その正面にクジラどーんと鎮座しています。
プール:
くじらの向こうには夏場のみ利用可能な市営プールがあり、ちょっとした売店もその時期だけオープンしています。
利用料金も安いことから、毎日通う子供たちもいるようです。
大人300円、子供100円とずいぶんリーズナブルなプールですね。
30cm、60cm、90cmの深さの3つのプールがあります。プールサイドにベンチやテーブルがあって飲食も可能となっています。
低学年の子供は保護者同伴が原則ですが、中学年以降は保護者なしでも子供同士で訪れることができます。
利用規則などがはっきりしていないので、利用可能な期間にしっかりと監視員の方に確認することが必要です。
利用可能期間は子供たちの夏休みとほぼ同じです。7月の半ば過ぎから8月の末位までですが、こちらも確認が必要です。
緑地:
プールを超えて多摩沿線道路沿いにあるのは、沢山木々により気持ちの良い日陰の作られた遊水もある緑地スペースです。
休憩のできる東屋や、夏場には子供たちが水に入って遊ぶことのできる水路が整備されています。
春には桜、秋にはドングリなど、子供たちにとっても大人にとってもゆったりとしたお散歩を楽しむことのできる場所となっています。
特に夏場ば、園内の水路で子供たちのはしゃぐ声が絶えません。
小さな子供から小学校高学年まで、思い思いに水遊びを楽しんでいる姿が見られます。
浅い水深の水路では、幼稚園くらいの子供たちが水遊びを楽しむことができます。
球技場:
多摩川に向かって右側に進むと、野球のできる球技場や、ゲートボールなどを楽しめる広場があります。
高いネットで囲まれている野球場では、地域の少年野球チームが練習をしています。
低学年向け遊具の広場:
球技場を超えると、カラフルな遊具のある公園があります。
こちらは、比較的小さな子供たちに向けられた遊具が設置されています。
よちよち歩きの子供たちが保護者と一緒に遊んでいる姿が見られます。
おさかなポスト:
駐車場からまっすぐ多摩川方面に進むと見えてくるのがお魚ポストです。
「やまちゃん」でおなじみの山崎充哲さんが代表を務めるこの施設では、常に何種類もの魚や亀を見ることができます。
育てられなくなった魚や亀をあずかってくれる施設です。
ペットとして飼われていた外来魚たちを多摩川に放すことは、生態系を崩すことに繋がります。
ここではそうした魚や亀などを預かり、飼育しながら里親を探す活動をしています。
川崎市稲田公園へのアクセス
住所:〒214-0003 神奈川県川崎市多摩区菅稲田堤2-9-1
電話:044-946-0044(多摩区役所道路公園センター)
アクセス:JR南武線稲田堤駅・京王相模原線京王稲田堤駅より徒歩10分程度
駐車場:2時間まで400円(以後30分50円)