川崎市には、今ではなかなか見られない特に都会で生まれ暮らす人には縁のない江戸時代の建物を実際に見ることのできる場所があります。
生田緑地にある川崎市立日本民家園は、江戸時代の代表的な古民家を移築した屋外博物館として、文化財建造物25件が展示されています。
囲炉裏の火を実際に体験することのできる床上公開、園内ガイド、民具制作・実演、昔話などといった様々な体験をすることもできる、現代の子供たちにとっては異世界ともいえる空間がそこにはしっかりと残っています。
日本民家園の魅力・施設についてご紹介します。
川崎市生田緑地の日本民家園とは
川崎市立日本民家園は、今ではあまり見ることのなくなってしまった古民家を長く将来に残すことを目的として昭和42年に開園しました。
東日本の代表的な民家を始めとする、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台などの25件の建物を一挙に見ることのできる屋外博物館です。
ここにある25件はすべて、国や県・詩の文化財指定を受けていて、民家に関する民俗資料などの収集も行われており、日本を代表する古民家の屋外博物館の1つとなっています。
川崎市の小学校などでは、校外学習にこちらの民家園での体験講座などを受講する機会がありますが、そこでは、昔の遊びとして竹馬や駒などを実際に触って楽しむことなどもできるようになっています。
イベントなど確認、予約詳細情報引用元:日本民家園ホームページ
トピック:
こちらの民家園の中には、「三吉野」というお団子売店があります。
お土産にぴったりな民家園もなかや、その場で食べてよしのみたらし団子やゴマ団子は周囲の風景とマッチしていて懐かしい日本の縁側を思い出させてくれますよ。
白川郷のお蕎麦もぜひと言いたいところですが、こちらは耐震補強の改装工事のため2018年6月より1年半ほど休店となっています。
日本民家園の本館入り口付近にある売店では、日本民家園に関する出版物や冊子、絵葉書や藍染め製品など民家園グッズの販売が行われています。
美しい古民家の風景を絵葉書として飾っておくなど思い出の一枚として手元に置いておくのもいいものですね。
川崎市生田緑地の日本民家園の施設について
日本民家園の施設についてご紹介します。
古民家:
お正月や節句などの年中行事展示や、囲炉裏に火を入れて床上公開を行うなどみどころが沢山あります。
・国指定重要文化財・現指定重要文化財・市指定重要歴史記念物・国指定重要う有形民俗文化財の指定を受けた民家が25件展示されています。
伝統工芸館(藍染め体験):
・日本民家園の西門を兼ねた建物になります。川崎市の紺屋 技術を受け継いだ「藍がめ」8基を管理しており、藍染め体験などが行われています。
※伝統工芸館のみ入場無料となっています。
売店:(出版物・グッズ)
先に紹介した売店です。本館の入り口にあります。
絵葉書や出版物など、古民家にまつわる様々なグッズを販売しています。
本館展示室:
正門にある日本民家園には2つの展示室があります。
民家の基本について学ぶことができるようになっています。
※当日に限り再入園可能
お食事処・お団子売店:
先にご紹介したお団子の「三吉野」です。
園内の真ん中あたりにお店を構えています。旧作田家にあります。
古民家の休憩所前にありますので、休憩時のおやつとしていただいてみてはいかがでしょうか。
商品一覧:
・民家園もなか(小倉・ゴマ・白餡(手亡豆入り))3個パック420円
・団子(みたらし、ごま他)2本:160円
・餅(ずんだ、きなこ、餡)140円
・かりんとうまんじゅう(3個)330円
・きび大福(4個)240円
・栃の実大福(2個)280円
定休日:日本民家園の休園日と毎週水曜日(祝日の際は営業)
営業時間:11時ころ~14:40分頃まで(天候により変動あり)
生田緑地日本民家園へのアクセス
生田緑地の中にあります。
生田緑地へのアクセスについてはこちら