行楽にはうってつけの季節、子供たちはお出かけしたくてたまりません。
大人も一緒にウキウキしながら出掛ける先をチェックしましょう。
近くて広くて楽しく遊べるそんな公園が神奈川県立東高根森林公園です。
川崎市東高根森林公園
神奈川県立東高根森林公園は川崎市宮前区神木本町にあります。
川崎市内で唯一の県立公園と聞くと、ちょっと意外ですね。
川崎市は政令都市で7区の行政区を持知ますが、政令指定都市の中では面積が最も小さいことを考えると、県立公園が一つしかないのも致し方ないのかもしれません。
人口は約151万人という都道府県庁所在地以外の市の中では最大であることを考えると、少なすぎるようにも思います。
川崎市の北部といえば以前は豊かな森林の広がる都会らしからぬイメージがあったと思いますが、現在はそうした風景を残す地域が減少しています。
首都圏への人口流入に伴い、開発の手が入り、宅地造成などが相次いだことにより風景は大きく様変わりしていきます。
その開発の過程において東高根森林公園の北部に位置する古代芝生広場付近で遺跡が発掘されました。
弥生・古墳時代の遺跡として竪穴式住居やドングリなどの食糧貯蔵穴跡・貝塚などが発見され、遺跡周囲のシラカシ林が自然林に近い形で残っていたことなどもあり、これらの遺跡とシラカシ自然林を文化財として保護するために東高根森林公園として整備されることになったのです。
東高根森林公園の施設情報
古代芝生広場:
森林公園の頂上に広がる古代芝生広場。地下には弥生時代から古墳時代の遺跡がある。
東高根遺跡:
古代芝生広場の地下に眠る弥生・古墳時代からの遺跡。
花木広場:
沢沿いの道の先、広くなった場所に東屋や見事な藤棚の見晴台。
ケヤキ広場:
沢沿いに梅やサンシュユの木の花。春先には見事な紅白と黄色に染まります。
自然観察広場:
樹林に囲まれた広場となっています。テーブルやベンチで一休みする憩いの場所です。
湿性植物園:
様々な湿生植物を鑑賞することができます。
木道が渡されており、小さな田んぼや小川のせせらぎをゆったりと眺めるのも良いものですね。
①湿性野草ゾーン
②湿性樹木ゾーン
③湿性花園ゾーン
④稲作田ゾーン
上記の4ゾーンに分かれており見られる植物も異なります。
稲作ゾーンでは毎年11月23日に収穫祭が行われ収穫米による餅がふるまわれます。
古代植物園:
縄文時代から平安時代の衣食住に関わってきた主なh速物84種を見ることができます。
ユリ園:
ユリの他にも数々の野草を見ることができます。
シラカシ林:
シラカシ林に囲まれた高台は、県指定史跡「東高根遺跡」となっています。
弥生時代後期から古墳時代後期にかけての集落跡が眠る古代芝生広場の地下は歴史的にもとても価値のある遺跡として県指定天然記念物となっています。
クヌギ、コナラ林:
沢山の野鳥を見ることのできる林には、高木層・低木層・草木層など様々な植物を見ることができる貴重な場所となっています。
パークセンター:
公園利用者へのサービスおよび情報発信の拠点として、また、環境教育や文化の拠点としての役割を持ちます。
利用時間:午前9時から午後5時まで
車いすの貸し出しなどもここでできるようになっています。
川崎市東高根森林公園のイベント情報
謎解きスタンプラリーやフリーマーケットなどが行われています。
季節ごとに様々なイベントが行われています。
直近のイベント情報については、東高根森林公園のホームページで確認することができます。
イベント情報について知りたい方はこちら。
川崎市東高根森林公園アクセス
住所:〒216-0031 神奈川県川崎市宮前区神木本町2-10-1
電話: 044-865-0801
※公園管理事務所は午前8時30分~午後5時
開園時間:終日開放
休園日:年中無休
駐車場:86台・午前8時半から午後7時まで利用可能